幻覚作用のある香りのスパイス ナツメグの中毒性

香りのスパイスナツメグ スパイス
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ナツメグといえばカレーと共に思い浮かぶのがハンバーグ。
ハンバーグにナツメグが入っているとなんだかちょっと本格的な感じになりますよね。
そんな香りのスパイス、ナツメグについてのお話です。

そもそもナツメグって?

香りのスパイスナツメグ
ナツメグは和名は肉荳蔲(にくずく)です。ニクズク科ニクズク属、ナツメグとなるのは種子の仁(種の中)です。
ナツメグの実は杏子の様な形。熟すとその実がパカ!っと真っ二つに割れ中から種が出てきます。その種は仮種皮と呼ばれる赤いレース状ものに覆われていて、収穫したてはあまりにも赤すぎて少しおどろおどろしいイメージ。この部分はメースというスパイスになります。乾燥すると真っ赤な色は穏やかなオレンジ色に変わります。
そのメースを取った後の種の中の仁を乾燥させたものがナツメグです。挽いてパウダー状にして使うのが通常です。

ナツメグの香りは独特な甘い香り。
名前の由来はnuts(ナッツ)プラスmeg(メグ)とされています。ナッツは豆、そしてメグはムスクのことです。

ムスクとは
雄のジャコウジカの腹部にあるジャコウ腺から得られる分泌物を乾燥した香料

ナツメグ=ムスクの香りのする豆、ということですね。

ナツメグを使うお料理

思い浮かぶのはまずハンバーグ、そしてカレー。お肉の臭みを消してくれる、というようりナツメグの香りで包み込んでくれるという感じでしょうか。
その他ミートボールやロールキャベツ…ひき肉料理に使うことが多いですね。
海外ではクッキーなどお菓子に入れる場合も。

ナツメグの危険な精神作用

そんな甘い香りのナツメグですが多量に摂取すると大変に危険な作用が出てきます。
危険な作用、ナツメグ中毒とはナツメグを対象に摂取した場合幻覚作用、興奮作用、めまい、嘔吐、呼吸困難などの症状があらわれます。遥か昔に媚薬に使われていたとかというお話はこの幻覚や興奮作用を利用したものなのかもしれませんね。ただ過去にはナツメグの実を食べた児童が死亡した例もある様です。小さなお子さんや抵抗力の少ないお年寄りなどはより注意が必要かもしれません。

とは言っても市販されているナツメグ1瓶を一気に食すなどしない限りこの様な中毒は現れません。いくらナツメグ好きでも常時これほど食べる人はいないでしょう。万が一ナツメグ中毒になってしまったとしても通常24時間以内、長くて2〜3日には回復するそうですが、この様な症状が現れた時はためらわず救急車を呼びましょう。
ナツメグのヒト経口中毒量は5gから10gだそうです。スーパーなどでよく売られているナツメグ1瓶は15gくらいのものが多いと思います。ちなみにS&Bのナツメグは1瓶15gです。

ナツメグの体にいい効能

ナツメグ中毒!幻覚!呼吸困難!などど書くととても怖いものの様に感じてしまいがちなナツメグですが、もちろん適量を使えば体にとてもいい効能が期待できます。
東洋医学では気管支炎、リウマチ、胃腸炎、お腹の張りなどの薬として処方されていますし、アーユルヴェーダでは小腸の吸収力を高める最高のスパイスと言われています。
極端な使い方をせずに適量で美味しく良い香りのナツメグを楽しみましょう!

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